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単純にオーバーユース(使いすぎ)から生じた痛みは、休むことによって治 ります。しかし、野球肩・野球肘のほとんどが悪いフォームが要因となっていることが多いので、フォーム(つまり動き)を変えないとよくなりません。
また、フォームも癖(または、間違った考え方)によってくずれている場合と、力がなかったり、体が硬いことによってくずれている場合があります。
本講習会では投球障害(肘や肩の痛みの原因)を大きくこの2つのパターンに別けてご紹介します。
@ 間違ったフォーム(投げ方)によって起こる障害
A 筋力や柔軟性などがないことによって生じる障害
では、インナーマッスルをつければ野球肩は治るのでしょうか?
答えは・・・△
インナーマッスル(肩でいう小円筋・肩甲下筋・棘上筋・棘下筋)が弱くて、 痛みが出ているならば、それらの筋を鍛える必要があります。
しかし、他に原因があって痛みが出ているのであれば、他の原因に対する治療をしないと、当然痛みはとれません。
よって投球障害を治す、または予防するためには、自分がなぜ痛みが出ているのか、自分の弱いポイントはどこかを把握しなくてはいけません。
今回は、自分のインナーマッスルが強いか弱いかを見極める方法をはじめ、様々な視点から投球障害の予防に必要な知識をご紹介します。
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